タイトルcolumn

小学生の憧れの職業に「大工」がランクイン

2015年07月24日

家電製品を購入するとき、海外メーカーより国内メーカーの商品を選ぶのは世界に2か国しかないらしい。日本とドイツである。どちらも技術大国で、自国の製品の優秀なことがわかっていて、誇りを持っているからだ。ならば、子供はどうだろう。ある調査によると、小学生の憧れの職業の9位に「大工」がランクインしたという。それを知ったとき、なぜか心がなごんだ。モノづくりへの努力が、技術大国である現在の日本をつくったことは間違いない。これからの日本の生命線も、そこにあるのだろう。白鳳舎の化粧筆の手触り感の素晴らしさに触れるたび、日本の職人の技術の高さに驚かされる。私が作っているわけではないのに、日本人に生まれたことが誇らしく思えるのだ。(Y)
2015年「お元気ですか6月号」

2020年、我々はスポーツのレガシーを残せるのか!?

2015年07月11日

2020年、東京五輪・パラリンピックのメイン競技場となる新国立競技場(東京都新宿区)の建設計画について、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は7日、 東京都内で有識者会議を開き、巨大なアーチ構造の現行デザインのまま、総工費2520億円とする計画見直し案を承認したという。しかし、読売新聞がこれについてアンケートをとったところ、「新国立競技場、現行案で承認…反対95%、賛成5%」という結果が出た。
http://www.yomiuri.co.jp/matome/20150605-OYT8T50063.html
 最も多かった反対の理由は、「高すぎる」こと。その他、「奇抜なデザイン」を懸念する声や、責任の所在がはっきりしない「不透明な決定過程」について、多くの疑問の声が寄せられたという。
 この問題については、プロゴルファー・タケ小山氏より、早くから「レガシー」(遺産)という観点からの提言がなされていた。2014年「お元気ですか10月号」
 1943年10月、国立競技場にて「学徒動員」の壮行会が行われた。その時出陣した多くの若者達が帰らぬ人となった負の歴史から21年、東京五輪によって、国立競技場は「平和」の祭典のシンボルとしてのレガシーとなったのだ。
 しかし、もはやその国立競技場は取り壊されてしまった!折しも「安保法制」というきな臭い法案が取りざたされているが、新国立競技場が「負の遺産」とならないことを祈るばかりである。(R)

局所的ゲリラ豪雨に雨蛙も戸惑う

2015年06月23日

まだ梅雨も明けていないのに、局所的ゲリラ豪雨に見舞われた午後だった。20年くらい前までは昼間暑くても夕方までは雨は降らず、“夕立ち” といわれたように夕方ザッと降る。その前に雨蛙があちこちで鳴き始める。遊んでいた子供たちはそれを合図に家路についたものだ。夕飯、夕立、雨蛙は3点セットだったが、昼間からの雷と局所的ゲリラ豪雨には雨蛙も戸惑い焦ってしまうだろう。 “ 夕時を 子等に教えし 雨蛙 ” …カエルは何と思っているだろう。
ここ数年の天候に異変、各地の噴火と合間って、地球の怒り具合が気になる。〈 K 〉

日本男子ゴルフ界の人気低迷に思う。

2015年06月21日

今年の全米オープンはワシントン州シアトルのチェンバーズベイGCで行われたが、このコースは 全米オープンを開催するために8年前に採石場跡地を利用して造られたリンクスコースだ。日本勢は松山、石川、川村、園田の若手の中にベテランの藤田が加わり活躍が期待されたが予選を通過できたのは残念ながら松山だけで、世界の壁は依然として高いことを思い知らされる。リンクスグリーン特有の複雑なライン取りの難しさは、日本の箱庭のようなゴルフ場でしか試合をしない選手から、アンフェアだど言う声が聞こえてきそうだ。が、ゴルフに対する基本的な考え方の差を思い知らされる。 獲物を狙う戦略性と果敢な行動力で積極的に攻めなければ獲物を射止められない狩猟民族と、 片や自然から授かった土地の中で自然に寄り添いながら自然の脅威に備える農耕民族では、ターゲットを狙う姿勢にはおのずと差が出てくる。このDNAの差からくる戦い方は興味深い。
 日本の男子ゴルフの人気が低迷していると言われて久しい。ゴルフ愛好家としたら寂しい限りだが、やむを得ないと思うことが多々ある。一言で言えば魅力がないのだ。スコアをまとめるようなゴルフなど見せられても面白くもなんともない。ネットで世界のゴルフを日常的に見ることができるとファンの眼も肥えてくる。 果敢にバーディやイーグルを狙う姿勢や技術にさすがプロ!とファンはしびれ、憧れるのだ。箱庭盆栽的なゴルフを魅力的だと誰がが思うだろうか。 日本の男子プロに猛省をお願いしたいものだ。〈 熊ゴン 〉

今だけ・金だけ・自分だけ

2015年06月01日

「アベノミクス」が発表された当初より「アホノミクス」という鋭い指摘で、看破なさっていたエコノミストの浜矩子さん。
OECDが「トリクルダウンでは経済成長しない」と表明し、ピケティは資本主義の限界をデータで示す…『今だけ・金だけ・自分だけ』などというおぞましい言説が流布する今、 経済活動の原点とは何かを問いかけ、『豊かに生きる ヒント』を示唆した浜矩子さんの エッセイを掲載しました。(『お元気ですか=4月号』 )〈 Rei 〉

年金問題をクローズアップさせた岩瀬達哉氏語る

2015年04月01日

2004年、いち早く日本の年金制度の問題に切り込み「消えた年金問題」で年金問題を世間に知らしめたジャーナリスト岩瀬達哉氏。彼の追及が発端となり、当時の社会保険庁が解体され、現在の日本年金機構が立ち上げられたのだが、しかし、2015年、その機構がまたもや「漏れた年金問題」で揺らいでいる。2014年『お元気ですか=4月号』には、なるべくしてなった今回の結果なのか、と示唆されているような、また国・国民がなすべき取り組みが述べられている。〈 Rei 〉

prev 1 2

PAGE TOP